投資物件としては
市街地のマンション
駅近の高層マンション、まだまだ人気が続いています。
一戸建て用分譲地はそう簡単に完売となりませんが、市街地のマンションは工事中から完売御礼になることも珍しくありません。
利便性の高いエリアのマンション一区分は、購入者自身で住む以外にも、賃貸にしても入居者は決まりやすいでしょう。プチ・インカムゲインって感じです。
物件の人気が高まってくれば、売却の時も購入価格より高く売れると、プチ・キャピタルゲインですね。
市街地の中でも都市部と言われているエリアは、マンション一区分の売買取引が多く、投資的には流動性が高く売買しやすいといえます。
逆に、少し郊外に近づいただけで、投資物件としては使い物になりません。
マンション一区分での投資で利益を得るなら、都市部の中でもバリバリのビジネス街ではなく、交通や買い物に便利なエリアで、広さは70㎡前後の物件を短期的に売買できると利益を見込めそうです。
売買のすき間に賃貸に出すなら、必ず『定期借家契約』にしましょう。
一般の契約にしてしまうと、売りたくても入居者を立ち退いてもらうのが難しく、チャンスを逃してしまうかもしれません。立ち退き料も結構な額になります。
定期借家契約は、更新がないので初めに決めた期間で契約終了となります。
新築マンション
新築マンションは完成前に購入するのが一般的なので、パンフレットやモデルルームでイメージをつかんだとしても、多少思っていた感じと違う事も出てきます。
完成後1年で『新築』と広告できなくはなりますが、実際の部屋の中を確認できるので、中古マンションという理由だけで人気が落ちることはありません。
人気物件になりそうなマンションを完成前に購入して、完成後1年以内に売却できれば、利益は見込めるでしょう。
ローンは危険
マンション一室を投資物件として考えるなら、ローンを利用しては駄目です!
ローンが残った状態では売却できないからです。
収入が減りどうしてもローンを払えなくなった場合は、売却代金で残金を一括返済することになります。
最悪の場合、任意売却や競売ということになりますが、損失は免れないでしょう。
賃貸収入目的の場合、今話題の “サラリーマン大家” さんのほとんどがローンを利用して家賃収入を得ようとしているようですが、危険ですね~。
堅実なサラリーマンでも、その地位がいつまでも保たれる保証のない時代ですから、お勤めをしながら不動産投資をしたい人は、一括で払えるだけの蓄えをして臨んでほしいものです。
💰 利回りは、マンションの一室だけですと、相当低いです。はっきり申し上げて儲かりません。
面倒が増えるだけなので基本的にはやめた方が無難です。
自宅マンションを一定期間留守にする場合、その間だけ賃貸に出すのは良い考えですが、利益が見込めるというよりも、人が住むことによって保存状態が良くなる程度でしょう。(家は人が住まなくなると急激に傷むので)
最終更新日・2016/10/22