家賃の設定

 

 

✅ 気楽に考えましょう

 

家賃はデリケートな問題ですが、考えすぎるとうまくいかない印象があります。
査定や収支計算などから、淡々と決め、状況に応じて変更するのが丁度良いようです。

高すぎると入居者が決まらないのではないか、安すぎて経営に影響が及ぶのではないかなどと、考え込まないようにしましょう。
その時の気分でもいいようです。むしろそのくらいの余裕があるほうが結果的に良いようです。

入居がすぐに決まるかどうかは、家賃以外の問題でもあります。

経営の収支は、滞納対策をするほうが堅実でしょう。

 

✅ 家賃設定・変更

 

  • 周辺の家賃相場を見てみましょう。ざっと見るにはネットで良いと思います。
    気になる参考物件があれば、実際に行って外観を見てみましょう。
    立地、築年数や建築構造、設備やリフォームの状況などを観察してみます。
  • 物件の近くで、長年営業している不動産屋さんに立ち寄って、近所の家賃相場を聞いてみるのも良いでしょう。
    不動産関係で人と話をする時は、最初は 『 気楽&気軽 』 をモットーとしてくださいね。
    初めからガツガツしていると、嫌われやすいですよ。
  • 仲介を依頼する予定の不動産屋さんに、査定を依頼しましょう。
    その際には、複数の会社に査定をさせます。
    そうすることにより、今後つきあいたい会社、接触したくない会社もわかってくるでしょう。
  • めやす賃料の計算式を使ってみるのもよいでしょう。

 

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↑ めやす賃料へリンク(広告ではありません)

『めやす賃料とは、財団法人日本賃貸住宅管理協会が推進する、「わかりやすい、くらべやすい」を合言葉に、全国一律に同じ基準で計算された賃料 等の金額を表示するものです。地域の商習慣により賃料体系は異なる場合がありますが、地域間の移動者に対しても適切な情報を提供することができます。』(財団法人日本賃貸住宅管理協会HPから抜粋)

✳ めやす賃料表示は、開始されてから日が浅いので改善点が出てくる可能性がありますが参考になるでしょう。

✳ 毎月の家賃より多めになっているのは、契約時の礼金と更新料をふくんで計算されているからです。

 

 

 

 

✅ 契約時に値切られたら

 

最近は、家賃は値切るもの、という考えが広まっており、それを見越して少し高めの家賃を出しているところもあるほどです。

家賃は常に変動するので、同じアパートでも入居時期によって違うのはあたりまえです。

入居予定者に家賃の値下げを要求された時は、明らかに無茶を言う場合を除き、いったん検討する姿勢を見せましょう。

そのほうが、結果的に断る場合でも、家主としての立場を示すことができます。

「話せる人」を印象づけることで、面倒から逃げ回る「小心者の大家」ではないことが伝わります。

 

 

✅ 値引きに応じるか否か

 

決めていた家賃より高く表示して広告を出していた場合はともかく、安易に値引きに応じる必要はありません。

物件の築年数や設備にケチをつけてきた場合、不満の対象が温水洗浄便座がないことだとすれば、家賃は下げずに温水洗浄便座を設置するほうが、入居者にも喜ばれ、得策です。

逆に、物件にこれ以上手を入れたくない場合は、相手の話をよく聞いて、妥当だと思われたら、少し値引きするのも良いと思います。

家賃は一度決まると、簡単に変えられませんから、慎重に行ってください。

あとで値上げしようとすると、トラブルになりやすいので注意しましょう。

 

 

✅ 家賃以外の費用で調整

 

家賃は毎月のものですから、少しの差額でも年間収入が大きく違ってきます。

値下げ交渉がしつこい場合、仲介業者の言い分もよく聞いたうえで、やはり値下げは妥当でないと判断した場合は、毎月の家賃以外の費用の部分を提案してみましょう。

例えば、礼金を半額にするなどです。敷金ではなく礼金の方にします。

後々に影響の大きい家賃より、一時金を値引きすると納得するかもしれません。

 

 

家賃は、賃貸契約のカナメです。
家賃以外の費用に論争がある中で、家賃だけは確固とした地位を保っています。その点で神聖さを含んでいる項目です。
借りる方は少しの金額の差にもこだわりますから、貸す方は包容力を持って柔軟に対応するのが望ましいと思います。
初めに家賃を決定するときに、内々には幅を持たせておくとよいでしょう。